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有料老人ホームで暮らし全体に関わりたい。

ケアスタッフ マネージャー
礒嵜 圭介

選んだ理由
“有料老人ホームで暮らし全体に関わりたい。”
専門学校を卒業し、最初の特別養護老人ホーム(以下、特養)で数年働いた頃、「ゆくゆくは有料老人ホームで働きたい」と考えるようになっていました。ご入居者の暮らし全体に関わりたかったからです。特養では、最初の2年、フロアのスタッフとしてたくさんの方のケアを行いましたが、一人ひとりのニーズにこたえる「個別性の高いケア」を実践するのは難しいと感じていました。
その後異動し、デイサービスのケアスタッフと送迎ドライバーを約3年務めました。
 「個別性の高いケア」は特養のときより実践できたと思いますが、今度は「週に何日かお会いするだけでは、暮らし全体に関われない」という思いが募るようになりました。
そんなとき、介護老人保健施設の立ち上げの話をいただき、いい経験になるだろうと転職。
そこでは、いわゆる「生活リハビリ」の大切さと在宅生活を維持することの難しさを学びました。
 約5年勤め、施設全体のマネジメントも学んだ上で、当社に応募しました。
 理由は、正直言って直感です。
 「老いて豊かと語れる暮らし」という理念に共感できましたし、ご入居者の暮らしを支える質の高いサービスを学べる予感はありました。
やりがい
“まずは現場の判断に任せてもらえること。”
支配人や本社の方々のサポートがあっての話ですが、まずはマネージャーの私に何でも任せてくれることにやりがいを感じています。
たとえば、ご入居者やご家族とトラブルが発生した場合、はじめから支配人が対応すればほとんどは円満に解決するはず。でも、あえて私に任せてくれるんです。
 「責任は支配人の私が取るから、まずは自分の判断でやってみよう」。
そう言ってくださるので、難しいケースにも全力で取り組むことができます。
もし私の手に負えない状況になってきたら、すぐにサポートしてもらえます。
 支配人はもちろんですが、本社のケア事業部の方々がすぐ駆けつけてアドバイスをくださったときは驚きました。後で聞いたら、本社では「今、誰がどんな問題を抱えているか」を常に共有しているそうです。
 独りじゃないという安心感があるおかげで、良いと判断したことを現場でどんどん実行に移すことができます。
一番印象に残っていること
“お別れの手紙を読みながら初めて涙を流した。”
前の職場でもターミナルケアや看取りの経験はしてきましたが、当社で看取りを経験したとき、私は初めて泣きました。
その方は、私が初めてコンタクトパーソンとして担当した90代の男性でした。
 甘い物が大好きでしたが、あるときご家族から「昔はお酒が大好きで、甘い物は受け付けなかった」とお聞きし、自分がその方を本当には理解できていないことに気づきました。
ご本人はもう会話ができない状態でしたので、ご来訪される奥様から色々なお話をたくさん伺いました。しばらくすると、その方の普段の何気ない行動の意味が分かるようになり、ずっと前から一緒に暮らしていたような不思議な親近感が湧いてきたことを覚えています。
その方は、人間としても立派でした。お誕生会でお祝いされた時やお医者さんの診察を受けた時などには、立てないのに、必ず立ち上がって挨拶しようとされました。どんな状態になっても礼を尽くそうとされる姿勢には、本当に心を打たれました。
ご逝去され、教会でのご葬儀でお別れの手紙を読み終えたとき、私は自然に涙を流していました。当社の社員行動宣言にある『隣人以上、家族未満』という言葉の重みを、初めて実感した出会いでした。
今後の夢・目標
“介護が大好きなスタッフが生き生きと働ける環境を作る。”
今の私には2つの目標があります。
まず個人の目標としては、これからも勉強し続けてスキルアップしていくことです。当社は、やりたいことがあればチャレンジさせてくれる会社です。デンマークへの海外研修や、規模やタイプの異なるホームへの異動など、手を挙げればチャンスは巡ってくるでしょう。ただしチャンスをつかむには、今、目の前にある仕事をもっと頑張る必要があります。
そこで2つ目の目標として、マネージャーとして、当社が目指す「業界ナンバーワンのサービス品質」を実現したいと考えています。ケア品質とは、建物や設備以上に、そこで働くスタッフが体現するものだと思います。幸いにも、一緒に働いているスタッフは「介護が大好きだからこの世界に来た」という人ばかり。その「介護が好き」という思いを失うことなく、全員が生き生きと働ける環境を作り、最高のケアを提供していきたいです。

※ インタビューの内容は取材当時のものです。