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医療と企業のマッチングは、初めての経験だった。

看護スタッフ マネージャー
蓮池 雅子

選んだ理由
“医療と企業のマッチングは、初めての経験だった。”
当社を選んだのは、「医療と企業のマッチング」に興味を持ったからです。
 私はもともと好奇心に突き動かされるタイプで(笑)、大学を卒業して急性期の病院で4年間勤務したあと、自費でロンドンに行きました。
海外でどのような医療や介護が行われているか、自分の目で確かめたかったのです。
1年間、アフリカ難民の社会復帰をサポートするボランティアで働いてから帰国しました。
 結婚後、派遣で医療の仕事をいろいろ経験してから、夫の転勤で東北へ。転勤先では、ずっとやってみたかった訪問看護に挑戦しました。
 週5日勤務で、1日4~7件位回ったでしょうか。
2年後転勤先から戻り、当社に入社しました。
 自分では医療の世界は経験し尽くしたように感じていましたが、医療と企業が接点を持った職場は初めてでした。飛び込んでみて、ふと気づいたら8年近く経っていました。
やりがい
“一人ひとりの生き方には正解がない。だから面白い。”
医療の世界では、患者さんが助かること、治ることがいわば正解です。でもこの仕事には正解がありません。ご入居者はここで治療を受けているわけではなく、生活をしています。
 食べ物も、睡眠時間も、一人ひとり違います。どう生きていくか、どんな最期を迎えたいか、すべてその人の自由なんです。正解がなくて当然ですよね。
だからこそ、私はやりがいを感じています。
ご入居者は、これまでの人生で苦労されてきた方ばかり。世間から見れば「成功者」とされる方も、ずっと幸せだったわけではなく、実はいろいろな秘めたストーリーをお持ちです。
 私はお一人お一人のストーリーに耳を傾け、その方の生き方をしっかり受けとめたい。
 人生の先輩方から「ありがとう」と言っていただけること、それが何よりうれしいんです。
 病院では、こんなふうにじっくり寄り添えなかったですから。
一番印象に残っていること
“ウエディングドレスを着せてお見送りした女性ドクター。”
「最期までその人らしく過ごせるって、本当にいいな」と感じたことがあります。
難病を抱えて60代で入居された女性を担当したときのことです。
その方は元ドクターで、生涯を独身で過ごされ、70歳のときにここで亡くなりました。
ご葬儀もここで執り行ったのですが、生前のご希望で、ピンクのハイヒールを履いていただき、棺には紅いバラを敷きつめました。
さらに、お姉さまからのご提案で、ウエディングドレスを着せてあげることに。
 「妹はずっと独身だったから、最期くらい、ね…」。
そんなお姉さまのお気持ちも込めて、無事お見送りができました。
 傍から見ればとても不思議な葬儀だったかもしれません。でも、みんな一緒じゃなくてもいいんですよね。「最期までその人らしく」ということが一番大切。改めてそう感じた機会でした。
今後の夢・目標
“地域の方々と交流を図り、ふだんからつながりを持つ。”
地域とのネットワーク作りを徐々に進めています。
 東日本大震災で多くの人が気づいたことですが、何かが起こったときに頼りになるのは、やはり近隣の方々です。ですから、ホームとして、ふだんから交流を深め、お互いに助け合える関係になっておくべきと考えました。
そこで支配人やケアスタッフとも話し合い、地域のイベントに積極的に参加しています。
たとえば防災訓練では、心臓マッサージのコーナーなどを作っていただき、私たちが実技やアドバイスをしています。
 逆に、お祭りのときにはこちらからお願いして、敷地の中までお神輿に入ってきてもらいます。腰が重くなりがちなご入居者も、すぐそばでイベントがあれば外に出て来られるんですよね。
こんなふうに気軽に地域の方々と交流を図り、つながりを持つこと。それが今の私の目標です。

※ インタビューの内容は取材当時のものです。